Heavy Ion Pub

  • 概要
  • 2000年から稼働中のBNL-RHICにおける相対論的重イオン衝突実験は、クォークグルーオンプラズマの物理について様々な知見をもたらしてきました。また、2009年末にはCERN-LHCにおける実験がついに開始されました。しかしながら、RHICの実験で得られた数多くの知見の統一的な理解は未だ十分とは言えません。2010年11月に重イオン衝突実験がいよいよ稼働し、最初の実験結果が出てきた現在、実験と理論の相互理解も早急に必要になっています。

    この「Pub」では、現在活躍している若手を主体に十分な時間を取ってインフォーマルな議論をして行き、理論・実験の両面からの物理理解を目指します。特に、「実験に合う理論=よい理論」「理論に合う実験=よい実験」というような非物理的な議論にとらわれないことが重要であると考えています。さらに、相対論的重イオン衝突を中心におきながら、格子ゲージ理論やより広く物性系の知見も取り入れることによって、より基本的な所からの理解を実現する場となることを目指しています。

    中・西日本地区を中心とし、主として大阪大学、広島大学、名古屋大学、奈良女子大学、京都大学での「Heavy Ion Pub」の定期的な開催を計画しています。


    第41回 Heavy Ion Pub 研究会

    詳細
    日時: 2024年10月4日(金) 15:00 - 18:10(第一部) 18:30 - 20:00(第二部)
    場所: 奈良女子大学 理学部G棟 201 (地図の11番)地図

    プログラム

    第一部
    15:00 - 16:30 講演1・門内晶彦(大阪工業大学)「原子核衝突における有限密度のクォーク物質と状態方程式」
    15:00 - 15:30 講演2・村上ひかり(名古屋大学)「重心系エネルギー13TeV陽子+陽子衝突における低横運動量直接光子生成」
    第二部
    18:30 - 20:30 Pubセッション (ポスター発表、軽食・ドリンクあり)

    第40回 Heavy Ion Pub 研究会

    詳細
    日時: 2024年6月19日(水) 13:50 - 20:00
    場所: 阪大豊中キャンパス 理学部H701号室地図

    プログラム

    13:50 - 14:00 はじめに
    14:00 - 14:45 講演1・浅川正之(大阪大学)「胡蝶の夢と明晰さ」
    15:00 - 15:30 講演2・江角晋一(筑波大学)「ビームエネルギー走査実験から相転移・臨界点の探索へ」
    15:45 - 16:15 講演3・郡司卓(東京大学)「高エネルギー重イオン衝突におけるクォーコニウム測定の現状」
    15:45 - 16:15 講演4・小沢恭一郎(KEK)「有限温度・有限密度下における低質量レプトン対測定のこれまでとこれから」
    17:15 - 17:30 ビデオメッセージ
    18:00 - 20:00 懇親会
    参加者38名

    第39回 Heavy Ion Pub 研究会

    詳細
    日時: 2024年3月9日(土) 14:00-18:00(予定)
    場所: 奈良春日野国際フォーラム地図

    プログラム

    13:55 - 14:00 はじめに
    14:00 - 15:15 講演1・慈道大介「核媒質中でのカイラル対称性の部分的回復と原子核中の中間子」
    15:15 - 15:45 議論・コーヒーブレイク
    15:45 - 17:00 講演2・板橋健太「原子核密度におけるカイラル凝縮の導出~パイ中間子原子精密分光実験~」
    17:00 - 18:00 Pubセッション (ポスター発表、軽食・ドリンクあり)
    参加者41名

    第41回Heavy Ion Cafe & 第38回Heavy Ion Pub 合同研究会

    詳細
    日時: 2023年11月4日(土) 13:00-17:30
    場所: 名古屋大学 ES総合館6階 素粒子宇宙起源研究機構 理学シンポジア(ES635) 地図

    テーマ:「ポストQM2023」

    プログラム

     
    13:00 - 13:45 (25+20) 関口裕子(東大CNS):フロー、粒子相関
    13:45 - 14:30 (25+20) 村瀬功一(京大基研):ソフトプローブ理論 PDF
    14:30 - 15:15 (25+20) 大久保孝祐(筑波大):CME・渦
    15:15 - 15:20 (10)
    八木浩輔クォークマターアワード(八木アワード)表彰式
    受賞者:金久保優花(ユヴァスキュラ大)
    15:20 - 15:50 (30) 休憩
    15:50 - 16:35 (25+20) 村上ひかり(東大CNS):電磁プローブ
    16:35 - 17:20 (25+20) 藤井宏次(東京大):ハードプローブ理論
    17:20 - 20:00 Pub session
    参加者51名

    第37回Heavy Ion Pub 研究会

    詳細
    日時: 2022年12月16日(金) 15:00より
    場所: 大阪大学理学部H701号室 交通案内

    プログラム

    14:55 - 15:00 はじめに
    15:00 - 17:00 講演・大西明「フェムトスコピーによるハドロン間相互作用の研究」
    17:00 - 18:00 議論・コーヒータイム・ポスターセッション
    参加者76名

    第36回Heavy Ion Pub 研究会

    詳細
    日時: 2022年8月3日(水) 14:00より
    場所: 京都大学基礎物理学研究所 パナソニックホール 地図

    プログラム

    13:55 - 14:00 はじめに
    14:00 - 15:00 講演1・平野哲文「高エネルギー原子核衝突反応の理解の現状と今後 -現象論の立場から-」PPTX
    15:00 - 16:00 議論・コーヒーブレイク
    16:00 - 17:00 講演2・八野哲「レプトン測定の将来計画」PDF
    17:00 - 18:00 議論・コーヒーブレイク
    参加者64名

    第39回Heavy Ion Cafe & 第35回Heavy Ion Pub 合同研究会

    詳細
    日時: 2022年4月30日(土) 13:00-17:30
    場所: 名古屋大学 ES総合館6階 素粒子宇宙起源研究機構 理学シンポジア(ES635) 地図

    テーマ:「ポストQM2022」

    プログラム

    13:00 - 13:45 (25+20) 本郷優(新潟大):理論、流体の全般 PDF
    13:45 - 14:30 (25+20) 関口裕子(東大CNS):フロー、粒子相関 PDF
    14:30 - 15:15 (25+20) 新井田貴文(筑波大):BES全般、渦 PDF
    15:15 - 15:25 (10)
    八木浩輔クォークマターアワード(八木アワード)表彰式
    2019 八木アワード 赤松幸尚 博士(大阪大学 助教)
    2022 八木アワード 野中俊宏 博士(筑波大学 助教)
    15:25 - 15:55 (30) 休憩
    15:55 - 16:40 (25+20) 八野哲(広島大):電磁プローブ、(クォーコニア)PDF
    16:40 - 17:25 (25+20) 橘保貴(国際教養大):ハードプローブ関連 PDF
    参加者114名

    第34回 Heavy Ion Pub研究会

    詳細

    主セッション

    参加者126名

    第33回 Heavy Ion Pub 研究会

    詳細

    主セッション

    学生発表

    参加者86名

    第32回 Heavy Ion Pub 研究会

    詳細

    主セッション

    学生発表

    参加者86名
    第31回 Heavy Ion Pub 研究会
    2020年9月28日 (金)15:00
    オンライン



    テーマ:「高エネルギー原子核衝突初期の強い場・渦」

  • 田屋英俊 (慶応大学)
    高エネルギー重イオン衝突初期における強い場の物理の現状



  • 新井田貴文(筑波大学)
    高エネルギー原子核衝突で生成される渦と偏極



    Pub の部も行いました。
    参加者82名と大盛況でした!!
    第37 回Heavy Ion Cafe 並びに第30回Heavy Ion Pub 合同研究会を開催しました。
    2019年12月22日 (日)
    場所:名古屋大学

    参加者65名と盛況でした。
    テーマ:「ポストQM2019」

    第29回 Heavy Ion Pub 研究会 を開催しました。
    2019年10月25日 (金)
    場所:広島大学

    参加者46名と盛況のうちに開催できました。
    テーマ:「Small Systems」

  • 奈良 寧(国際教養大)
    pp, pA, AA衝突のダイナミックスは同時に理解したか? :QGPシミュレーションの理論の現状



  • 中川 格(理研)
    ありえない!?陽子陽子衝突系でのQGP


    学生ポスターセッション
  • 清水 勇希 (名古屋)
    ヘビークォークスピン対称性に基づくエキゾチックハドロンのスピン多重項構造
  • 三浦崇寛 (大阪)
    クォークグルーオンプラズマ中のクォーコニウムの量子散逸過程
  • 山川皓生(広島大)
    The Detector Control System of the Muon Forward Tracker for the ALICE experiment at LHC


  • 参加者(46)
    参加者

    第28回 Heavy Ion Pub 研究会を開催しました。
    2019年1月10日 15時から
    場所:奈良女子大学 文学系S棟228

    参加者45名と大変盛況のうちに開催できました。
  • 服部恒一(YITP)
    高強度電磁場中の物理と相対論的重イオン衝突への応用

  • 志垣賢太(広島)
    高エネルギー原子核偏芯衝突における高強度磁場生成の直接探索

    Pub session(文学系S棟1階ラウンジ キャンパスマップ17番)18:00 より

    学生ポスターセッション
  • 清水 勇希 (名古屋)
    Heavy quark spin multiplet structure of Pc-like pentaquark as hadronic molecular states
  • 柳原 良亮 (大阪)
    クォーク・反クォーク系の応力分布に対する格子数値解析
  • 鈴木彩香 (奈良女)
    sPHENIX実験INTT検出器のためのシリコンセンサーの性能評価
  • 川本悠司(広島大)
    重心系衝突エネルギー 13 TeV の p-p 衝突における φ 中間子の粒子多重度依存性解析



    第 35回 Heavy Ion Cafe 並びに27回 Heavy Ion Pub 合同研究会を開催しました。
    2018年 6月30日(土)
    場所:名古屋大学


    テーマ:「ポストQM2018」
    第35回Heavy Ion Cafe並びに第27回Heavy Ion Pub合同研究会として 国際会議Quark Matter 2018で報告されたRHIC/LHCの 高エネルギー重イオン衝突プログラム実験、理論の最前線について 議論や検討の場を設けます。

    プログラム:
    12:55 - 13:00 世話人から
    13:00 - 13:50 関口 裕子(東大CNS、実験): p+pやp/d/He+A衝突(小さい系)における集団運動
    13:50 - 14:50 門内 晶彦(KEK, 理論):  QGPの流体模型の最前線、初期状態/カイラル磁気効果/渦度の理解
    14:50 - 15:10 break
    15:10 - 15:50 蜂谷 崇(理研・奈良女、実験): ハードプローブで探るQGP物性
    15:50 - 16:20 郡司卓(東大CNS、実験) / 小沢恭一郎(KEK、実験): 電磁プローブで探るQGP物性
    16:20 - 16:40 break
    16:40 - 17:20 杉浦 哲郎(筑波、実験): 衝突エネルギー走査実験とQCD相構造探索
    17:20 - 18:20 土居 孝寛(理研、理論): 高密度QCD理論や格子QCD計算の最前線
    18:30 - 20:30 懇親会


  • 参加登録は必要ありません。
    興味のある方の参加を歓迎いたします。

    世話人
    QCDMOF代表幹事 + HIC 世話人 + HIP 世話人
    赤松 幸尚(大阪大)、郡司 卓(東大CNS)、 平野 哲文 (上智大)、渡辺 陽介 (筑波大)、 浅川 正之 (大阪大)、北沢 正清 (大阪大)、 志垣 賢太 (広島大)、下村 真弥 (奈良女)、 野中 千穂 (名古屋大)

    第26回Heavy Ion Pub を開催しました。
    2018年1月12日(金)15時から
    場所:大阪大学

    テーマ:光子

  • 藤井宏次氏(東大)
    When a plasma shines


  • 山口頼人氏(BNL)
    熱光子測定の現在と今後


    学生ポスターセッション
  • 上田庸資(広島)
    Current analysis status of elliptic flow of c, b→e in 200GeV Au+Au collisions
  • 梶本詩織(大阪)
    動的なクォーコニウム収量抑制機構 -波動関数デコヒーレンス-
  • 川口眞実也(名古屋)
    Skyrmion crystalを用いた磁場中での核物質構造の解析
  • 坂本朋子(奈良女)
    ALICE実験高度化に向けた前方領域におけるπ0中間子の方位角相関の測定方法の開発

    第25回Heavy Ion Pub を開催しました。
    2017年10月20日(火) 14時から
    場所:広島大学


    テーマ: QCD 過程による粒子生成

  • 板倉数記氏(KEK)
    教養・常識としてのポメロン


  • 八野 哲氏(広島)
    LHC加速器陽子+陽子衝突における粒子生成機構の解明

    学生講演:岡本和久氏(名古屋)
  • QGP 物性の定量的解明
    ー相対論的流体模型を軸とした現象論的模型の開発

    第24回Heavy Ion Pub を開催しました。
    2017年7月25日(火) 15時から
    場所:奈良女子大学


    テーマ:北沢正清の「格子QCD、そこからですか!?」

    学生発表主題: カイラル対称性からひも解く原子核 -我々の質量の起源を求めて-
    発表者 末永大輝 氏(名大)




    第33回Heavy Ion Cafe並びに第23回Heavy Ion Pub合同研究会 を開催しました。
    2017年4月8日(土)

    場所:名古屋大学にて



    テーマ: post QM2017




  • 参加登録は必要ありません。
    興味のある方の参加を歓迎いたします。


  • 世話人
    浅川 正之 (大阪)
    北沢 正清 (大阪)
    志垣 賢太 (広島)
    下村 真弥 (奈良女)
    野中 千穂 (名古屋)