| 日時: | 2021年11月12日(金) 16:30-19:00 |
|---|---|
| 会場: | オンライン(Zoom) |
| ホスト: | 名古屋大学 |
| 16:30-18:00 | 主セッション |
|---|---|
| 18:00-19:00 | Pubセッション、ZOOMブレークアウト |
| 講師: | 延與秀人 (理研BNL研究センター) |
|---|---|
| 題目: | 高密度核物質と共に歩んだ 40 年 |
| 概要: | 私の博士論文は1985年で、表題は「Multi-particle Dynamics and Production of Excited Nuclear Matter」である。今思い返せばよくこんなタイトルを付けたものだと思う。日本の多くの高密度核物質研究者がLBLで頑張っているころ、私はKEK-PSの4GeV/cビームを使ってこの仕事をしていた。核子の励起状態であるΔやN*粒子の高密度下での振る舞いを見たかったのだが、届かなかった。皆さんの活躍の場がBNL-AGSに移動したころ、私はCERNの450GeV pA衝突実験で、QGP前駆現象である「Mixed-Phase Radiation」を探していた。が、見つけられなかった。さすがにRHICが始まるにあたり、日本人の本流と合流するのだが、その脇でKEKの陽子加速器でφメソンに起こるカイラル対称性の回復現象を探索したりしていた。多分に後知恵になるとは思うが、これらの実験について当時の思いとそこで分ったことを、現在の視点で振り返ってみたいと思う。参加者との議論が、「ポストQGPの物理」を考える一助となれば幸いである。 |