Heavy Ion Pub

第36回Heavy Ion Pub 研究会

日時: 2022年8月3日(土) 14:00より
場所: 京都大学基礎物理学研究所 パナソニックホール 地図

プログラム

13:55 - 14:00 はじめに
14:00 - 15:00 講演1・平野哲文「高エネルギー原子核衝突反応の理解の現状と今後 -現象論の立場から-」
15:00 - 16:00 議論・コーヒーブレイク
16:00 - 17:00 講演2・八野哲「レプトン測定の将来計画」
17:00 - 18:00 議論・コーヒーブレイク

講演1

講師: 平野哲文 氏 (上智大学)
題目: 高エネルギー原子核衝突反応の理解の現状と今後 -現象論の立場から-
概要: 高エネルギー重イオン衝突反応においてクォークグルーオンプラズマ(QGP)の完全流体的な振る舞いが発見されてからすでに15年以上経ち、この分野は発見のステージから、より詳細にQGPの特性を理解するステージに移行してきた。この講演では、まず始めに一例として標準的な時空発展のシナリオに基づくモデルを用いて実験データのベイズ推定を行った結果を紹介し、現状の理解をまとめる。次に、現状のモデルにおける問題点、特に、相対論的粘性流体数値シミュレーションにおける因果律の破れと衝突エネルギーの非考慮がもたらす問題点を指摘したうえで、より現実的なシナリオの一つであるコア-コロナ描像の結果を紹介する。これらを踏まえて、低エネルギー衝突反応や前方ラピディティの物理など、様々な方向性から今後の展望を見据える。
資料: PPTX

講演2

講師: 八野哲 氏 (広島大学)
題目: レプトン測定の将来計画
概要: 今年から第3期LHC加速器実験、来年からRHIC加速器sPHENIX実験が始まるなど、高エネルギー重イオン衝突を主な対象としている研究者たちの機運が高まっている。一方で、10年後を見据えた新たな実験構想もスタートしており、我々も将来を見据えた研究計画を検討しなければならない時期がきた。本講演では、LHC加速器で計画されている次世代実験の紹介、及びその性能や特性をレプトン測定から議論したい。「何を測定してほしいか、それは可能か」など、理論家と実験家との具体的な議論を通して、今後の研究動向決定の一助になれば幸いである。
資料: PDF

参加者一覧

参加者64名