Itow Yoshitaka (STE lab Nagoya Unversity)

"The LHCf experiment:Cosmic rays and forward haron physics at LHC energy"

LHCf実験は、超高エネルギー宇宙線の空気シャワー生成の精密理解に不可欠な、超前方粒子生成をLHCで測定する実験である。宇宙線の反応が関わる超前方領域は、カラーグラス凝縮等との関連が話題になっており、近年ハドロン物理分野からも関心をもたれつつある。LHCf実験では、IP1衝突点0度方向に設置された小型サンプリングカロリメーターにより、超前方に放出されるガンマ線、中性子など中性粒子を測定する。最高エネルギー宇宙線観測の現状、空気シャワーとハドロン物理との関連を含め、LHCf実験の現状について紹介する。