2000年から稼働中のBNL-RHICにおける相対論的重イオン衝突実験は、クォークグルーオンプラズマの物理について様々な知見をもたらしてきました。また、2009年末にはCERN-LHCにおける実験がついに開始されました。しかしながら、RHICの実験で得られた数多くの知見の統一的な理解は未だ十分とは言えません。2010年11月に重イオン衝突実験がいよいよ稼働し、最初の実験結果が出てきた現在、実験と理論の相互理解も早急に必要になっています。
この「Pub」では、現在活躍している若手を主体に十分な時間を取ってインフォーマルな議論をして行き、理論・実験の両面からの物理理解を目指します。特に、「実験に合う理論=よい理論」「理論に合う実験=よい実験」というような非物理的な議論にとらわれないことが重要であると考えています。さらに、相対論的重イオン衝突を中心におきながら、格子ゲージ理論やより広く物性系の知見も取り入れることによって、より基本的な所からの理解を実現する場となることを目指しています。
中・西日本地区を中心とし、主として大阪大学、広島大学、名古屋大学、奈良女子大学、京都大学での「Heavy Ion Pub」の定期的な開催を計画しています。
日時: | 2022年12月16日(金) 15:00より |
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場所: | 大阪大学理学部H701号室 交通案内 |
14:55 - 15:00 | はじめに |
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15:00 - 17:00 | 講演・大西明「フェムトスコピーによるハドロン間相互作用の研究」 |
17:00 - 18:00 | 議論・コーヒータイム・ポスターセッション |
日時: | 2022年8月3日(水) 14:00より |
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場所: | 京都大学基礎物理学研究所 パナソニックホール 地図 |
13:55 - 14:00 | はじめに |
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14:00 - 15:00 | 講演1・平野哲文「高エネルギー原子核衝突反応の理解の現状と今後 -現象論の立場から-」PPTX |
15:00 - 16:00 | 議論・コーヒーブレイク |
16:00 - 17:00 | 講演2・八野哲「レプトン測定の将来計画」PDF |
17:00 - 18:00 | 議論・コーヒーブレイク |
日時: | 2022年4月30日(土) 13:00-17:30 |
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場所: | 名古屋大学 ES総合館6階 素粒子宇宙起源研究機構 理学シンポジア(ES635) 地図 |
13:00 - 13:45 | (25+20) | 本郷優(新潟大):理論、流体の全般 PDF |
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13:45 - 14:30 | (25+20) | 関口裕子(東大CNS):フロー、粒子相関 PDF |
14:30 - 15:15 | (25+20) | 新井田貴文(筑波大):BES全般、渦 PDF |
15:15 - 15:25 | (10) |
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15:25 - 15:55 | (30) | 休憩 |
15:55 - 16:40 | (25+20) | 八野哲(広島大):電磁プローブ、(クォーコニア)PDF |
16:40 - 17:25 | (25+20) | 橘保貴(国際教養大):ハードプローブ関連 PDF |